学会誌『美学』

編集過程

『美学』論文の投稿から出版まで - 2008年12月『美学』編集委員会

  1. 所属する東・西いずれかの部会の編集委員会へ投稿。審査は当該部会の編集委員会が行なう。編集委員は東・西部会それぞれ5名ずつ。
  2. 東・西の編集幹事それぞれが著者の投稿資格、論文の分量を確認し、著者に論文受領通知のメールを発送。また、投稿された論文の題目一覧(著者名を隠したもの)と各論文の要旨を東・西ごとの編集委員全員にメール。編集委員会は査読者二名以上を選定し、査読を依頼する。
  3. 東・西の編集幹事が著者名を隠して論文本体をコピー。東・西ごとの編集委員全員と査読者に送付。
  4. 投稿締切後、概ね1ヶ月以内に東・西別に編集委員会議。会議では、各論文について編集委員全員が意見を述べ、査読者の所見を踏まえて、採否が決定される。評価はA(採択)、B(条件付き採択)、C(修正の上、再投稿)、D(不採択)の4段階。査読結果は、編集委員および査読者の所見を添えて著者に通知される。その際、A評価の場合を除き、「査読所見に質問のある場合は、編集委員会にお問い合わせ下さい」という文言が添えられる。以上の内容を、幹事から著者にメールで送付。
  5. A評価論文は投稿締切のおよそ三ヶ月後に、東部会編集幹事が東・西分をまとめて入稿。B評価論文は修正稿を編集委員があらためて査読し、改善されたことを確認して、A評価論文と一緒に入稿される。 C評価論文は修正稿の提出を求め、それについて改めて査読を行なう。
  6. 著者による初校(通常、入稿から1ヶ月以内)。ここで最終的な分量を確認し、規定の頁数を超過している場合、東部会編集幹事から分量を減らすよう、著者に要請することがある。
  7. 東部会編集委員会による再校、三校をへて、投稿締切日のおよそ六ヶ月後に刊行(著者の氏名は編集委員に対しても、刊行されて初めて明らかになる)。
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投稿の手引き


0. はじめに

『美学』は236号(第61巻1号)より判型の変更に伴い、活字の組み方及び図版の扱いを変更します。投稿に際して、活字サイズ、行組等に関しては、235号以前の『美学』のバックナンバーではなく、必ず、236 号以降のバックナンバーを参照して下さい。
また、原則として論文投稿時にデジタルデータを提出していただきます。もちろん手書き原稿の投稿を妨げるものではありません。

1. 原稿の分量

1.1 本文・註・文献表・図版・表について

投稿論文の分量は、「投稿規定」に400字詰原稿用紙35枚から45枚までと規定され、そのなかに註・図版・表を含むとされています。問題となるのは、この図版や表の分量をどのように換算するかです。じつは、論文の分量は印刷時に12ページまでとすることになっています。ですから、この12ページから逆算したほうが、より適切に図版・表を含めて投稿原稿の分量を想定することができます。

『美学』の論文の1ページの分量は以下のとおりです。
1ページ目:30字×17行×2段(題名と執筆者名で上下段ぶち抜きで8行分使用します)
2ページ目以降の本文:30字×25行×2段
2ページ目以降の註・文献表など:33文字×30行×2段

注意:
1) 本文と註・文献表などが同一ページに掲載される場合は、行数は按分します。
2)本文中の見出し(章・節の題名など)には3行分を使用します。
3)本文と註・文献表などの間は、本文の1行分空けます。
4)図版・表も12ページに含みます。詳細は次項をご覧ください。
最近は、ワードプロセッサを利用して論文を執筆される方が増えました。1行30字に設定して原稿の行数を確認なさるとよいかと思います。くれぐれも文字数では計算なさらないでください。400字詰原稿用紙で45枚までだから18000字まで大丈夫、ではありません。実際には、余白が必要になります。あくまでも、1行30字に設定して行数で計算なさってください。

1.2 欧文要旨について

欧文要旨は、200語までとなっています。欧文の場合、語数は「桁数×行数÷6=語数《の公式で出します。たとえば、1行を半角で80桁に設定して入力した場合は、「80桁×行数÷6=200語《となりますから、行数は15行となります。また、査読の際に必要となりますので、欧文要旨の日本語訳も提出してください。

2. 図版・表について

前項にあげましたように、図版・表も12ページに含みます。図版・表を掲載する分、本文・註・文献表などの分量が少なくなりますので、ご注意ください。

2.1 図版・表の位置について

図版・表は、論文の最後に一括して掲載するか、あるいは本文中に挿入するか、どちらかを選択して下さい(レイアウト指示については2.3参照)。

2.2 図版・表の写真・原版について

図版・表を掲載する場合には、そのまま印刷できる写真あるいは原版をご用意ください。写真の場合は、キャビネ版の白黒写真であれば鮮明に印刷されます。サービス版のカラー写真でも印刷は可能ですが、鮮明さは期待できません。グラフ・表などの場合は、原則として、ワードプロセッサ専用機やパーソナル・コンピュータを利用し、ご自分で原版を作成してください。

なお、図版・表の画像ファイルを電子媒体(CD-Rなど)で御提出いただいても構いませんが、その場合には、画質に関しては著者が最終責任を負うものとします。画像ファイルは原則としてJPEG(.jpg)で御提出下さい。それ以外のファイル形式を使用する場合は、編集委員会にお問い合わせください。解像度は、300dpi、1000〜1500ピクセル程度を目安としてください。解像度を上げるとファイルのサイズが大きくなりすぎてしまう恐れがあります。初校の段階で図版の印刷具合の確認が出来ますが、その段階でやはり図版を写真で出し直したいという要望には応じませんので、事前に、スキャナの解像度や、図版の縮小によるつぶれや拡大によるあれ等をよく御考慮下さい。

いずれの場合にも、別に、図版・表のコピーを御提出下さい。査読用および作業用に必要です(図版が複数の場合には、一覧にして下さると助かります)。図版・表のコピーには、それがどの図に相当するのか「図1《などと書いて明示して下さい(キャプションを書き込む必要はありません)。

2.3 レイアウトの指示について

図版のレイアウトは論文全体の字数(頁数)を左右しますので、レイアウト指示がない場合、あるいは上十分な場合には論文の投稿は受理されません。下記の要領に従って、必ず必要なレイアウト指示を行って下さい。

図版・表を論文の最後に一括して掲載する場合には、原寸大で制作した図版・表のページ・レイアウトを添付してください。レイアウトは、図版・表の外枠の線を描き込むだけでかまいません。

図版・表を本文中に挿入する場合には、プリントアウトで、図を挿入したい段落に、朱で「図1を挿入《のように指示書きして下さい。その際には、図版のサイズの指定を朱で行うとともに(例えば「縦4.5cm×横6.2cm《、あるいは「8字×13行分《等)、キャプションも合わせて(キャプションの活字サイズは7ポイントです)その段落が何字分、何行分程増加するかを鉛筆で段落の欄外に御記入下さい(例えば「約110字分、約4行分増加《等)。また本文の末尾に図版全体で何行分程増加するかを鉛筆で御記入下さい(例えば、「全体で図版分約52行分増《等)。査読に際して字数の確認のために必要です。くれぐれも字数計算に間違いの無いようにお願いします。なお、段落内での図版の位置については、版組に関して、欧文部分のプロポーショナルスペーシング等の上確定部分が多いため編集担当者が出版社のデザイナーと協議して決定するものとします。また、図版のサイズについては、レイアウトの関係で指定と若干違ったものとなることがあります。

また、図版を入れる段落を指示するのではなく、図版を半頁、1頁、あるいは見開き2頁等の単位で構成することも可能です。この場合には、割付用紙をもとに原寸大で制作した図版・表のページ・レイアウトを添付してください。なお、この場合、図版がどの頁に来るかは、概略を御指示頂きたいのですが、版組に関して、欧文部分のプロポーショナルスペーシングや、掲載論文が右頁から始まるか左頁から始まるか(この点については、他論文の頁数との兼ね合いもあり、執筆者の御要望に添うことは出来ません)等の上確定部分が多いため、最終的には編集担当者が出版社のデザイナーと協議して決定するものとします。

もし、可能であれば、縮小コピーをして図版・表を掲載時の大きさにしてみることをお勧めします。案外、印刷してみると予想より小さく感じられることがあります。例えば、図版を論文の最後に一括して掲載する場合、美術作品の図版の場合、読者に作品の細部を丹念に見ていただく必要がある場合は、1ページ2点前後、全体図を丹念に見ていただく必要がある場合は、1ページ5点前後、とりあえず参照できればよいとしても1ページ10点が限度です。1ページ6点までを目安にレイアウトをお考えください。

また、表やグラフの場合、文字を小さくするにも限度があります。

2.4 キャプション

図版・表を本文中に挿入する場合、論文の最後に一括して掲載する場合のいずれにおきましても、図版・表の説明(いわゆるキャプション)は、別紙にまとめて記載してください。

2.5 図版・表の番号

図版・表の写真や原版の裏などには図版・表番号を記載し、どの図版・表がどこにレイアウトされるのかが明確に判るようにしてください。また、図版・表の写真や原版の裏には、天地(上下)が分かるように矢印等の記号を入れておいてください。

2.6 図版・表の著作権について

図版・表に著作権がある場合は、ご自分で使用許諾をおとりください。著作権問題が生じた場合には著者が責任を負うこととします。また著者は論文掲載決定後、上記について、「著作権に関する確約書《を編集委員会の求めに応じて提出していただきます。

3. ワードプロセッサを利用する場合

3.1 プリント・アウトの書式

書式は任意ですが、必ず1行を全角(日本語の)30字に設定し、1ページを25行に設定して分量超過がないかをチェックしてください。『美学』には縦書きで掲載されますから、アラビア数字ではなく漢数字を用いる(この点に関するミスが最も多いミスの一つです)、句読点はコンマやピリオドではなく「、」や「。」を用いるなど、縦書きになった場合を想定して入力してください。(ハイフンの代わりにマイナス記号を用いてしまうのもよくあるミスの一つです。マイナス記号は縦書きでも横向きのままになります。)

3.2 電子メール入稿のお願い

可能な限り電子メール入稿にご協力ください。本文は、Word形式(.doc)あるいはRich Text File(.rtf)のいずれかで提出ください。詳細は、別項「デジタルデータ入稿の手引き」をご覧ください。

4. 連絡票

投稿の際には、連絡票として、下記の事項を明記した紙を添付してください。(これは編集実務のために必要なもので、編集幹事が使用するものです。査読のためのものではありません。書式は特に定めておりませんので、下記の情報が明記されていれば結構です。)

1) 氏名(欧文氏名もお願いいたします)
2) 所属(○○大学文学部教授、○○美術館学芸部学芸員、○○大学大学院文学研究科大学院生などのように、詳細にお書きください)
3) 論文名(欧文題名もお願いいたします)
4) 連絡先
 ・郵便物の送付先(自宅住所あるいは勤務先住所)
 ・電話による連絡先(自宅あるいは/および勤務先。受信可能な時間帯をお書き添えください。また、FAXを受信できる方は、その旨、お書きいただけると助かります。その場合も、受信可能な時間帯をお書き添えください。)
 ・電子メール(確認の頻度、つまり何曜日には確実に確認するかをお書き添えください。)

5. 提出物の扱い

学会通信費の節約のため、図版、CD-R等の電子媒体は、原則として返却いたしません。あらかじめご了承ください。ただし、図版については、貴重なものに関しては、希望される方には返却いたします。その場合、連絡先を書いた紙に「図版何番は返却希望《と明記し、当該の図版の裏にも返却希望と書いておいて下さい。

6. 書評

投稿規定では400字詰め原稿用紙10枚~20枚、縦書きとなっていますが、ページ割り付けでは、1ページあたり、21字、28行、3段で3ページ分掲載可能です。ただし1ページ目の1段目には著者、書吊、出版社等を記すために8行必要ですので、その分の字数減となります。

7. 新刊・論文紹介

投稿規定では400字詰め原稿用紙3.5枚または7枚横書きとなっていますが、ページ割り付けでは、1ページ、20字、42行、二列で収まるようにしてください。

8.全国大会発表要旨、東西部会における例会・研究発表会要旨

1200字とする。

以上、よろしくお願いいたします。

 1999年 3月 千速敏男作成
 1999年6月/2000年2月/2001年2月 木村建哉改訂
 2002年 8月 喜屋武盛也改訂
 2008年12月 蘆田裕史・輪島裕介改訂
 2009年10月 北村清彦改訂
 2013年10月 津上英輔改訂
以上の記載は、掲示後に変更される場合もあります。詳細の確認につきましては、『美学』編集事務局までお問い合わせください。

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雑誌『美学』投稿規定

投稿資格

美学会会員に限る。

原稿内容

未発表の研究論文、書評、新刊・論文紹介。

採 択

採否及び掲載号については、編集委員会が決定する。ただし、原則として、同一会員の論文を1年以内に2度掲載することはしない。

執筆要領

論文

400字詰原稿用紙35〜45枚(註・図版・表を含む)。縦書き。
別に200語以内の欧文要旨(英独仏語を原則とする)及びその日本語訳を添付する。

書評

400字詰原稿用紙10枚〜20枚。縦書き。
査読付き。書評の対象は、最近3年以内に刊行された会員の著作とする。また、一点でなく複数の著作を対象とする書評も可とする。ただし、書評対象の重複を防ぐため、投稿にあたっては、書評委員会に事前に了解を求められたい。

新刊・論文紹介

400字詰原稿用紙3.5枚または7枚。横書き。
査読付き。新刊紹介の対象は、最近3年以内に刊行された会員の著作のほか、国内外の非会員の著作、会員による翻訳書を含む。論文紹介は、最近3年以内に海外で刊行された雑誌、論文集等に掲載された論文を対象としたものに限る。また、一点でなく複数の新刊書・論文を対象とする紹介も可とする。なお、紹介対象の重複を防ぐため、投稿にあたっては、書評委員会に事前に了解を求められたい。

校正

初 校:  執筆者
再校・三校:編集担当者

原稿送付先

東部会

〒113-0033 東京都文京区本郷7−3−1
東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学研究室内
美学会東部会編集事務局

西部会

〒610-1197 京都市西京区大枝沓掛町13-6
京都市立芸術大学美術学部 加須屋研究室
美学会西部会編集事務局

書評委員会

〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1
学習院大学文学部哲学科佐野研究室内
雑誌『美学』書評・新刊紹介担当

投稿締切日

論文
第1号: 毎年12月10日  第2号: 毎年 6月20日

書評および新刊・論文紹介
第1号: 毎年 2月28日  第2号: 毎年 8月31日

付記

投稿された論文については、受領の通知が送られる。
本誌掲載原稿について、美学会はこれを論文集または電子データの形で出版する権利を有するものとする。

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オンライン版

『美学』電子化コンテンツ公開のご案内  現在、国立情報学研究所(NII)との連携で『美学』のデジタル化が進められております。まだ作業途上ですが、一部の号につきましては以下のリンク先URLから無料で閲覧・ダウンロードすることが可能となっております。ぜひご利用下さい。 http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN0020658X_jp.html

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